かんぱねら

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ネット界の仙人、Mr.Xという男

 

Mr.Xという名前を聞いた事があるだろうか。

2000年代にコピーライティング(広告文を書く仕事)で活躍し、20代にして数十億稼いだ伝説の男だ。

  

 

 

   

彼の経歴を簡単に載せる。

 

アメリカ生まれ。

世界中を旅するため、中学生の頃に家出し、中学を中退。

バイトをして、食事は毎日1ドルのアイス1個という貧困生活を送る。

彼女に説得されて、高校へ入学するが、問題を起こして中退する。

彼女に「結婚するには、高学歴か金持ちでないと無理」と言われ、金持ちになる選択をする。

そして、黒人のスラム街で黒人と共同生活を送る。 

 

某大学に無断で侵入し、他人のパスワードを使い勝手にパソコンを使う。

お金を稼ぐ方法をネットで調べ、ジェイ・エイブラハムの教材を20ドルで買う。

初めはEbayで物を売り稼いでいた。

そのうち情報販売をするようになり、コピーライティングを本格的に学び始める。

稼いだお金は全て、コピーライティングの教材費につぎ込む。

その結果、コピーライティングの才能が開花し、収入が一気に跳ね上がる。

毎年数億円を稼げるようになり、世界中を旅しながら自由気ままな生活を送る。

 

逸話

 

 

・話している人が、自分に悪影響を与えると判断すると手で耳を覆い、その人の前から全力で走り去る。

 

・60年間キリスト教を信仰していた人を脱洗脳して無宗教にした。

 

・モテない男と1時間話しただけで、自分に自信がなくなり、一時的に女にモテなくなった過去を持っており、それ以来モテない男とは関わらない。(本人は、セルフイメージが下がったせいだと話している)

 

・空港でハーブを一杯にしたバッグを麻薬だと疑われ、税関に問い詰められたが、得意のマインドコントロールで回避して、逆にそれを売ってくれと言わしめた。

 

・銀行を一切使わないので、Mr.Xのセミナーはすべて現金支払い。

バッグに数億円単位で現金を詰め込むので、税関に怪しまれるが洗脳して回避。

 

・今は、標高3000mの人が住む場所ではないところに、居住しているので仙人さんと呼ばれている。

 

・下界の人がはるばると、貢ぎ物を持って仙人さんまで会いに行く。

 

・年収が1億円を超えているにも、かかわらず自転車が壊れたら新しい自転車を買わずに、落ちている自転車を探す。

「自転車は、ボロボロなほどいい」という謎の哲学を持っている。

 

・資産数十億円にも関わらず、1泊500円の宿に泊まり、バックパッカーと情報交換。

 

・見た目からは想像できないが、武術のたしなみがあり、異常なほど喧嘩が強い。

 

 

 

 

うん、読んでるだけでめちゃくちゃ面白い。

 

 

 

 

2010年に一度引退するも、最近復活し、独自のプロジェクトを進めているらしい。

 

ネットにほとんど痕跡を残さないため正確な情報がなく、「らしい」という言伝で回る都市伝説みたいな存在なのも彼の魅力と言える。

 

 

 

さて、ここからが本題だ。

コピーライティングで巨額の富を築いたこの男、一体どんな文章を書いたのか気になる諸兄姉も多いと存じる。

 

当時の文章がそのまま残っているので見ていこう。

 

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どうだろうか。

 

「えっこれよく見るやつじゃん」

 

多くの人がこう思ったのでは?

ある程度ネットを使っている人間なら、こんな広告一日一回くらいは見る。少なくとも僕は見る。

 

実際僕も、この画像を見たとき上の赤大文字の反応をした。

 

しかし彼がこの技術で数十億稼いだのも事実。今や普及している文章構造も、ネット広告黎明期には斬新で人を惹きつける広告だったのだろう。つまり、コロンブスの卵の話のように、最初に考えた人が一番凄いということ。

 

今では当たり前というのも、裏を返せば現代広告の基礎を確立したのがMr.Xとも言える。「ネットで稼ぐ」文章のテンプレートを大成した、稀代の変人Mr.Xに、敬礼!

 

 

おわり。

 

 

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